悪質な不用品等の回収業者に ご注意ください!
■不用品回収業者を利用したトラブルが多発しています!
最近、トラックなどで構成市(柏市沼南地域・鎌ケ谷市)内を回って無料又は料金を取って、家電等の不用品を回収したり、不用品を無料・格安で回収する旨の記載のあるチラシの配布やホームページ等での宣伝掲載をしている業者が見受けられます。
これら業務を行っている業者は、家庭ごみを収集するための一般廃棄物処理の許可を得ていない場合がほとんどです。
回収を申し込む際には、無料をうたっていてもトラックに積み終わってから高額な料金を請求されたり、海外への不適正処理をしているなどのトラブルが発生しています。 安易に依頼するとトラブルや不法投棄のもとになる可能性がありますので、十分に注意してください。
【事例1:無料と思って呼び止めたら、後で有料と言われた】
「不用になった家電製品等を無料で回収する」とトラックでアナウンスしている業者を呼び止めて、テレビの回収を依頼したところ、家に来た業者から、「回収費用は2,000円かかる」と言われた。「無料と言っていた」と言っても「全て無料と言うわけではない」と威圧的に言われて、断れずに料金を払い回収してもらった。領収書も渡されなかった。
【事例2:無料と思って頼んだら、車に積んだ後で料金を請求された】
「こちらは無料回収車です。お困りの粗大ごみはありませんか」と不用品回収業者がトラックで回ってきたので、不要な粗大ごみ等を多量にお願いしたところ、次々とトラックに積んだ後、計算機を出し計算し、リサイクル料金がかかると言われ仕方なく2万5千円支払った。
【事例3:車に積んだ後で、見積りの2倍以上の料金を請求された】
不用品回収業者のチラシに「見積り無料」とあったので、電話をして来てもらい見てもらったところ、引取に10万円位かかると言われたが、詳しい説明と見積書の提出はなかった。品物は、ベッドや本箱、パソコン、食器など15点位。業者が部屋より全部運び出し、トラックに積み込んでから「ごみ量が思ったより多かったので全部で23万円になる」と言われた。引っ越しを控えていので今さら断れないと思い、納得のできないまま全額支払った。結局領収書のみ渡された。
【事例4:業者が回収した物が不法投棄されていた】
「不用品回収します」と自宅に訪問され、パソコン類と自転車を渡して、処分費として1,500円を支払った。後日、回収されたはずの品物が道路脇に捨てられていた。
■違法な不用品回収業者とは?
一般家庭から出るごみ(一般廃棄物)を収集・運搬・処分するには、「一般廃棄物処理業の許可」が必要です。
「産業廃棄物の許可」、「古物営業の許可」、「貨物運送業」の許可では、一般廃棄物を収集・運搬・処分することができません。
無許可の事業者による廃家電や粗大ごみなどの廃棄物の回収は違法となりますので、利用しないでください。
次のような無許可での廃棄物の回収行為は重大な犯罪行為です。
(1)トラック型回収
拡声器などを使用しながら、軽トラック等で街宣しながら不用品を回収する。
(2)チラシ型回収
「無料・格安で不用品を回収します。」等と書かれたチラシを家庭に配布し、不用品を回収する。
(3)空き地型回収
空き地に「不用品を引き取ります。」等と書いた看板やのぼりを立てて、不用品を回収する。
(4)Web宣伝型回収
ホームページで「ご家庭の不用品を無料・格安で引き取ります。」等と掲載し、不用品を回収する。
■不用品の処分方法
ごみの適正処理は法律の定めにより購入者の義務となっています。
正しい排出方法に従って、適正に処理するようにしましょう。
正しい排出方法について次の項目を参照ください。
【ごみの出し方について】
ごみの分け方・出し方について
粗大ごみの出し方について
【クリーンセンターしらさぎで処分できないもの】
廃家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機)
パソコン
その他、詳細な排出方法や処分方法などにつきましては、クリーンセンターしらさぎまでお問い合わせください。
【問い合わせ先】
柏市沼南地域 : |
04(7193)5389 |
鎌ケ谷市 : |
047(443)5300 |
■ごみとして捨てたくない場合
製品によっては、良好な状態でまだ使用することの出来る物について許可を持つ業者へ中古品として売却できる場合があります。
以下の基準を最低限満たしていますか?
・製品の大幅な修理の必要がない
・製品が正常に起動する
・適切な保管や品質管理がなされている
・その製品の市場がある
・ごみとして処分する意思がない
以上のような場合には、都道府県公安委員会による古物営業法上の許可をもつ信用できるリユースショップ(リサイクルショップ)業者へ相談してください。
■トラブルへの対応
悪質な回収業者との間で発生したトラブルにつきましては、消費生活センターへご相談ください。
消費生活センターホームページ
■関連リンク先
環境省(廃棄物・リサイクル対策)ホームページ